縁あってUTMFのスイーパーをさせて頂きました。



スイーパーの装備品追加の連絡が来たのが、スタート3日前の22日。

そしてコース変更が公表されたのがスタート前日の24日でした。

ぎりぎりまで検討した結果のコース変更だったと思われます。



追加された装備品は2つ。

トレイルの状況調査用にGoPro。

そして最終走者のペース確認用にGPSウォッチです。




降り続いた雨に対して、脆弱なトレイルはコースから外さなければならない。

そして、選手が通った後も、そのダメージを記録として残し、

今後のトレイルの保全やコース確保のための資料として生かす。

そのためのGoProによるトレイル撮影が追加されました。



更にGPSウォッチによる最終走者のペースを記録することにより、適切な関門時間の設定に繋げる。

大会主催者としても、多くの選手に完走して欲しいと願っている。

ただ、同時に経験の少ない選手へのリスクも回避しなくてはならない。



特に疲労の濃くなる後半部で、すぐに救護に向かうことのできない区間でのリスクはできる限り回避しなくてならない。

このトレードオフとも言えるリスク回避と完走者増大のバランスをいかに組み立てるか。

GPSウォッチによる記録はその取り組みのひとつのデータになると思っている。


今回は縁あって、UTMFの区間スイーパーをさせて頂きました。

20150928001.jpg

A8山中湖きららから、A9二十曲峠まで。



きららの関門OUTは00:30。

二十曲峠の関門INは02:50。



0時少し前に、区間スイーパーが最終走者とともにきららに入ってきた。

今回の大会から関門にはIN関門とOUT関門が設定された。

INとOUTの時間差はどこも10分間。

最低限の補給ができる時間設定となっています。




区間スイーパーは2人ペアで組みます。

それぞれに位置確認用のGPS(iPhone)を持ち、救護用のアプリを立ち上げます。

要救護者が出た場合など、個別での行動が必要になった際に対応できるよう。

そして、その位置がすぐに特定できるようになっています。



もちろん救護用のファーストエイドキットやもろもろ一式も渡されますし、

選手と同様に必携装備・必携品も当然に持ちます。

ザックは20リットル以上のものを用意するように求められました。




今年のUTMFは前日までの雨の影響もありタフなレースになったようです。

特に前半部の天子山地のトレイルは厳しいコンディションとなったようです。

関門も1時間延長されましたが、A3までで多くの選手が関門時間に間に合わなかったようです。



残念なことではありますが、自然が相手のトレイルレースです。

コース変更もあれば、関門時間変更も当然のようにあります。

今回のコンディションであれば想定して然るべき事態。

これらに対応してこそのトレイルレースだと思います。





きららを最終選手が出たのは00:14。

ベテランクラスの女性選手です。

ここまで関門ギリギリながらも頑張って走ってきました。

135kmを越えています。


フラフラとした足取り。

時折休憩を挟みながらも前へ前へと進んできます。

石割山(1,413m)に向かいます。

山頂に近づくにつれて勾配もきつくなり、トレイルも荒れています。

それでも前へ前へと選手は進んでいきます。

ただ、そのペースも次の関門までギリギリのペースです。

進めなくなったらアウトのペースではあります。


距離と時間を告げながら、無事に選手を次ぎの関門まで届けたい。

そんな想いでスイーパーを続けます。




何とか石割山の山頂に着きました。

このままのペースであれば間に合いそうです。


ところが、山頂の誘導スタッフから救護者が居ると告げられました。

スタッフ用にテント内に体調を崩した女性選手が休んでいたのです。

STYの選手でした。



STYの関門時間は既に過ぎていますので、リタイア扱いになりますが、

彼女も同行して山を降りることになりました。

ここからは4人で山を降ります。


UTMFの最終走者。

STYの選手。

僕らスイーパー2人。




下りのトレイルはぬかるんでスリッピーです(汗)

慎重に慎重に。

でも、関門時間を意識しながら降りていきます。




A9二十曲峠の灯りが見えてきました。

スタッフの歓声が上がります。

無事に最終走者を関門時間までに送り届けることができました。

短い距離でしたが、無事にスイーパー業務を果たせて満足です。

体調不良だったSTYの選手も回復したようです。

よかった。よかった。



ここからは次の区間スイーパーに彼女を任せます。

次の区間スイーパーはNHKのグレートレースペアです!

とても頼もしいスイーパーたちです。

20150928002.jpg

宜しくお願いします!



UTMFには10のエイドステーションがあり、それぞれにチームを組んで取り組んでいます。

コアメンバーが中心となり、ボランティアスタッフが加わり共通の目標のもと、

選手の安全を第一に。

トレイルの保全を第一に。

みんなが一丸となって取り組んでいます。



UTMFはそこに参加する選手も、

運営する多くの人たちも、

最高に素晴らしい人たちの集まりだと思います。



今回、UTMFのスイーパーを請けさせて頂くにあたり、本書を読みました。

富士山1周レースができるまで。

20150928003.jpg


全てはひとりの熱い想いから始まっている。

来年は是非とも選手として参加したいと願っています。



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