アンドラウルトラトレイル完走記(その7)



第2ドロップバックポイントPas de la Casa(130km地点)に着いたのは06:32。

予定では03:52としていたので、2時間以上の遅れとなりました(汗)




Illaの先でロストしたことが響いているのは当然としても、ちょっとヤバイか?(汗)

ただ、ここの関門時間は09:00なので、ギリセーフでもあります(笑)

ここで焦っても仕方がないので、予定通りにシャワーを浴びて着替えてサッパリします。

足首のテーピングも巻き直します。

ありゃ...、腫れている(汗)





確かに痛みがあります...。

ロストの挽回のためにペースアップして、下りも走ってしまいましたからね(汗)

腫れてきたらテープをキツく貼ることはできません。

テーピングも最小限に抑えての巻き直しになります。





予定ではここでしっかり仮眠をするつもりでしたが、

そうも言ってられなくなりました(汗)

今日が最終日なんです!




ただ、デジャブと言うのでしょうか。

このPas de la Casaの街には見覚えがあります。

はっきりと来たことがある街並みなのです。

いえ、アンドラは初めてなので、そんなことはありえないのですが、

見覚えがあるのです...。

と言うことは、睡魔による幻覚症状なのでしょうか(笑)

安全のためにちょっとだけ仮眠しました。






ここからは残り40kmです。

ラスボスとも言えるピークを3つ越えることになります。

・Pas de les Vaques(2,575m) 138km地点

・Cresta de Cabana Sorda(2,657m) 147km地点

・Collada dels Meners(2,719m) 153km地点

20150807001.jpg


20150807002.jpg






先ずは降ります。

山に向かう前には下まで降りるのがセオリーです(笑)

20150807003.jpg




20150807004.jpg







全てにアンドラウルトラ主催者の遊び心が溢れています。

しかも、簡単には登らせてくれません。

登山道とかは一切無視です。

登山道を外れたところにコントロールフラッグは置いてあります。

それも、直登方向や直下方向です(汗)






雪渓のトラバースも敢えて通らせます。

上とか下とかに迂回することも可能ですが、

雪渓のドまんなかにコントロールフラッグが立っています(笑)

「こんな急なトラバースは絶対にムリ(汗)」

と思っても、行くしかありません。






ズリっ!

ザーーーーーっ?!

ガシャーーン!





10m下のガレ場まで滑落しました(汗)

膝や肘はキズだらけです。

あーー、AMBITのウィンドウにもキズがぁ...(泣)

絶対に落とすためのコースにしていますね。コレ...(汗)






ピークも簡単には踏ませてくれません。


中腹まで直登させて(登山道じゃなく!)、

トラバースで裏側まで回させて(登山道じゃなく!)、

さらに、そこから直登で(登山道じゃなく!)、ピークまで...!




それを2,700m級の山でやらせるんですよ??

オカシイでしょ?

登山道じゃないトラバースなんて、滑落したらどーするんですか!

森林限界超えているし!!

もう、ホントに規格外の楽しさです!(笑)

20150807005.jpg





20150807006.jpg








で、

最後のピークです!

Collada dels Meners(2,719m)

20150807007.jpg




20150807008.jpg




20150807009.jpg

やったゼ!

達成感バリです(笑)





でも、

ここ(2,719m)からオルディノの街まで戻らなきゃ...(汗)

20150807010.jpg







降りるほどに暑くなります(汗)

20150807011.jpg






ラストのエイドSorteny(158km地点)。

ゴールまで残り12kmです。

何とか完走が見えてきました!





ブログランキングに参加しています。
もし、よろしかったら、ポチっとお願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ


がんばろう東北!がんばろう日本!



スポンサーサイト

アンドラウルトラトレイル完走記(その6)



第9エイドであるIlla(116km地点)に着いたのは23時過ぎ。

予定では23:00だったので、13分の遅れとなりました。

20150713001.jpg

ここも関門ポイントとなっています。

関門時間は翌02時。




既に夜間走となっており、コントロールフラッグやリボンを頼りに進んできています。

走行中に前後に選手は居ませんし、

このエイドでも食事中の選手が1人と、

仮眠中の選手が2人のみ。

単独走が基本となっています(汗)



コースは踏み跡も薄く、林間や川渡が幾つも続くので、

ルート確認には常に注意が求められます。

しかし、2晩目の時間帯に入り、眠気も襲ってきています(汗)




この先のピーク(Coll Vallcivera)で、Mitlcのコースと分岐があり、

更にその先の下りでコースミスを犯してしまったのです(汗)

20150713002.jpg





Coll Vallaciveraの広い尾根をフラッグを頼りに注意深く進み、

谷に降りるルートで、尾根を外れて谷まで直下してしまったのです。

(青く囲んだところ)



尾根の途中でコントロールフラッグを見失いました。

踏み跡は薄くトラバースする方向に続くようにも見えます。

しかし、目を凝らすと直下の川の方向に揺れる反射光が見えました。

更にその直下方向にも反射体らしきものが見えます。




ゲンナリしながらも、

「ここを下れってことか...。」

ガレた岩場を降りていってしまったのです(汗)



下っていっても反射板らしきものはありません。

「やっちまった...。」

「登り返そう...。」



ただ、見上げても何も見えません(汗)

降りてきた方向が分からなくなりました(汗)




登っては降りて、

登っては降りて...、


明るくなるのを待っていたら、タイムオーバーになります(汗)




3度目の登り返しでようやく当初の地点にたどり着くことができました。

本気でリタイアを覚悟しました(汗)




ロスした時間は2時間弱。

少しペースを上げなくてはなりません(汗)

次の関門はドロップバックポイントでもあるPas de la Casa(130km地点)です。

そこまでに2,500m級のピークをふたつ越えていくのです(汗)






夜が明けてきました。

20150713010.jpg

Pas de la Casaの街が見えてきました。

間に合いそうです。

130kmまできました。





ブログランキングに参加しています。
もし、よろしかったら、ポチっとお願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ


がんばろう東北!がんばろう日本!


アンドラウルトラトレイル完走記(その5)



ドロップバンクポイントである第6エイドLa Marginedaを出ると、

コース最下点(948m)となる橋を渡ります。

20150711003.jpg

コースの紹介ビデオなどに出てくる名所のひとつですね。

シャワーを浴びて着替えたのでサッパリしています(笑)




ここから低山をひとつ越えて、次なるピークを目指します。

低山と言ってもこんな山(1,650m)です(笑)

20150711002.jpg





振り返るとこんな感じです。

20150711004.jpg

Marginedaの街が小さく見えます。

アンドラの街はこんな感じで、山間に点在するようにあります。






ロードも少し通ります。

20150711005.jpg







のどかな高原の牧草地という感じでしょうか(笑)

20150711006.jpg






広い尾根をコントロールフラッグを頼りに進みます。

20150711007.jpg

基本的に踏み後なんてありません(笑)





相変わらずのいい天気です。

20150711008.jpg







次に目指すピークはPic Negre(2,645m) 97km地点です。

20150711010.jpg

その先はCollada Maiana(2,424m)です(汗)




20150711011.jpg




この区間も前後に選手が見えないので、コースは慎重に確認します。

相変わらずの絶景です。

20150711009.jpg







この地方全般に言えることだと思いますが、空気が乾燥しています。

標高が上がれば尚更です。

喉が渇きやすいのです。

心肺は上がらないように抑えていますが、それでもすぐに喉が渇きます。

今回はハイドロパックは持たずに、ソフトフラスク(500ml)を2本で来ていますが、

これだけでエイド間は持ちませんでした(汗)




山間を流れる雪解け水をマメに補充したり、アタマに巻いているBuffを濡らして冷やしたりしながら進みました。

いい天気なのは有り難いのですが、ホントに暑いです(汗)





Pic Negre(2,645m)です。

20150711012.jpg

遙か先までピレネーの山々が続いています。




ホントにのどかで、美しい風景が続きます。

20150711013.jpg





第8エイドであるRefugi de Claror(105km地点)が見えてきました。

20150711014.jpg




エイドとしての山小屋もとって素敵ですね!

20150711015.jpg

夕闇も少しずつ迫ってきました。

2日目の夜がやってきます(汗)




ブログランキングに参加しています。
もし、よろしかったら、ポチっとお願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ


がんばろう東北!がんばろう日本!




アンドラウルトラトレイル完走記(その4)



何とか序盤の難所であるComapedrosaを越えて、

第4エイドのRefugi del Comapedrosa (50km地点)まで着くことができました。

時間は23時過ぎ。

20150708009.jpg

想定していた到着時間が23:09ですから、ほぼ予定通りです。

ただ、できるならば1時間から30分ぐらいの余裕は作りたかったところです(汗)

Comapedrosaに想定以上の時間を要してしまったのが原因です。





次に目指すのは最初のドロップバックポイントであるMargineda(73km地点)になります。

Marginedaは最初の関門でもあります。

Marginedaの関門時間は翌日の9時です。

あと、23kmに対して9時間あります。

でも、想定している到着時間は6時半です(汗)




途中の60km地点に第5エイドがありますが、そこまでに超えるピークは2つです。

Portella de Sanfons(2,592m)52km地点

Bony de la Pica(2,406m)66km地点

20150709002.jpg




20150709003.jpg

Bony de la Picaを越えた後、La Marginedaまでには一気に1,400m下ることになります(汗)





この区間は夜間走になります。

ヘッデンでサーチしてコントロールフラッグを探しながら進みます。



できれば地元の選手に引っ張ってもらうのが理想的です。

ピークも高くなく、走れる区間でもあるので、距離を稼ぐにはコースを知っている選手にペーサーになってもらうのがベストです。

ただ、参加選手も多くはないので、既に選手は散ってしまっています(汗)




夜間にフラッグやリボンを確認しながら走ることは、足元から視線を外して走ることでもあるので、

足に怪我をしている今の状態ではリスクを抱えることになります。

ただ、ついて行って一緒にロストするリスクもありますので、コースの確認は疎かにできません(笑)





しばらく走っていると、後方から明らかにスピードの異なるヘッデンが迫ってきます。

Miticのトップ選手でした。

この区間はMiticのコースとも重なっているのです。

僕ら(Ronda dels Cims)の65km地点は、彼ら(Mitic)の36km地点となります。

いやはや、スゴイスピードです(汗)

後続は来ませんので、ブッチギリトップの選手ですね。



Miticの総距離は112kmと短いのですが、

累積標高差は9,700mD+です。

UTMBの標高をも凌ぐレースなのです。

決して侮ることはできません(汗)





明るくなってきました。

夜明けです。

街が見えてきました。

ドロップバックポイント(Margineda)73km地点はもうすぐです。

Marginedaの体育館がドロップバックポイントです。

20150709004.jpg




ここで食事をして、シャワーを浴びて、着替えて、シューズも交換しました。

足首のテーピングも全て巻直しました。

足首はここまでの下りで少し痛みますが、まだ大丈夫です(汗)

ゴールまで持たせるために抑えに抑えています。

出力弁は20%しか開けていません。

到着時間は07:16。

想定時間は06:31。

45分の遅れですが仕方ありません(汗)

大事に進めて行きます。




ブログランキングに参加しています。
もし、よろしかったら、ポチっとお願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ


がんばろう東北!がんばろう日本!


アンドラウルトラトレイル完走記(その3)


例えばUTMBのコースはツールド・モンブラン(Tour du Mont Blanc)という

トレッキングルートがベースになっています。

20150708001.jpg





トルデジアンもアオスタ州の山々を一周するトレッキングルートである

Alta Via 1とAlta Via 2を繋げたものがベースとなっています。

20150708002.jpg





もちろんアンドラウルトラトレイルもアンドラ国内の山を一周するルートがベースになっているのですが、

コントロールフラッグに従って進むことになっています。

20150708003.jpg





20150708004.jpg






で、

このコントロールフラッグは登山道についているとは限りません(汗)

いや、正確には登山道から外れたところに置いてあることの方が多いです。

特に夜間はコントロールフラッグに付いている反射板(4cm2程度)をヘッデンでサーチしながら進むことになります。




しかもコントロールフラッグから、次のコントロールフラッグが見えるところにあるとは限らないのです(汗)

当たりをつけて、更に進んで、ようやく見つけられる場合がほとんどです。

山を見上げると、それはほとんど直登方向にあり、

谷を見渡すと、直下方向にコントロールフラッグが光っているのです(汗)





第3エイドであるPla Estany(45km地点)。

ここはコースピークであるComapedrosa (2,942m)の麓の山小屋になります。

見上げても山頂は見えません(汗)

20150708005.jpg

コントロールフラッグが2本立っており、ここから入れ!と言わんばかりです。

このガレ場を直登して行けという指示となります(汗)

さぁComapedrosaにアタック開始です!






序盤はなだらかな斜面も、標高が上がるにつれて斜度もキツくなります。

そして岩もガレてきます。

岩のガレ場をよじ登っていきます。

20150708006.jpg

岩は全て鋭角と平面でなされており、浮き岩状態です。

大きな岩でもグラグラしています(汗)

「今、地震が起きたら全部雪崩れるだろうなぁ...。」

「ここにいるみんな死んじゃうだろうなぁ...。」

などと妄想できるほどにグラグラの浮き岩だらけです(汗)






更に標高を上げると、岩のサイズも小さくなりますが、ガレガレは一層ひどくなります。

夕闇も迫ってきました。

20150708007.jpg







「カラカラ...。」

見上げると落石です(汗)

先行する選手が落とした落石でした。

「あぶねぇ...(汗)」

と、同時に「俺も気をつけなくちゃ。」

他の選手と同じラインを通っちゃダメだ。

自分も落とすかも知れないし、上から落ちてくるかも知れません(汗)






傾斜は更にキツくなります。

足場は悪いまま、フラッグは相変わらず直登方向にしかありません(汗)

既に四つ這いの姿勢で登っています。

しがみついているという表現が正しいそうです(汗)

ここで足を滑らしたら、ガレ場のなかを転げ落ちるしかありません。

こんな山登りは初めてです(汗)





トレランどころか、登山としてもこんなに厳しいルートを踏んだことありませんでした。

ビクビクしつつも、慎重に這いつくばって進みます。

ようやくピークが見えてきました。

既に闇に包まれていて、ヘッデンの灯りだけが頼りです。




ピークの方向から音楽が聞こえてきます。

スタッフさんが管楽器による演奏して選手を迎えてくれています。


しかし、そこまでのルートはナイフエッジなのです(汗)

両サイドは切り立った岩肌!

落ちたら間違いなくアウトです(汗)

3,000m級のナイフエッジを通るなんてことも当然初めての体験です(汗)

超ビビリました(泣)

ピークでもこんな写真しか撮れませんでした(笑)

20150708008.jpg







風も強いのでチェックだけしてもらって、直ぐに下山しました。

下山ルートは比較的ゆるやかなルートで助かりました。

登りは本当に厳しかったです。





しかし、下りの難所はこの先にありました。

雪渓のトラバースです。

これまで幾つもの雪渓を越えてきましたが、このトラバースは危険過ぎます(汗)

落ちたら、冷たい湖に滑落直行です(汗)





慎重に、慎重に進みます。

が、ステーーーン!

とっさに脇のロープを掴んで滑落は逃れましたが、マジで危険過ぎます(汗)

しかもトラバースの傾斜も厳しく、長く続くのです。

さすがはコースピークのComapedrosaです(汗)




コースの序盤にあるからこそ、越えることができましたが、

これがフラフラの終盤に置いてあったら、どうなっていたかわかりません(汗)

ただ、この後の断崖絶壁の鎖場で、バランスを崩して肩を強打したことも忘れる訳にはいきません(笑)

第4エイドであるRefugi del Comapedrosa(50km地点)に着いたときには23時を回っていました。

20150708009.jpg

これから夜間走に入ります(汗)



ブログランキングに参加しています。
もし、よろしかったら、ポチっとお願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ


がんばろう東北!がんばろう日本!


GO TOP