おんたけウルトラの写真


小雨のなかをスタートした、

今年のおんたけウルトラトレイル100km。


標高が上がるにつれて、雨は激しく降りはじめた。



深夜。

ヘッドライトの灯りと、熊鈴の音。

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暗闇と降りしきる雨に耐えながら、

黙々と林道を登るランナーたち。

ヘッドライトが映し出すのは、一筋の霧の道。

今は淡々とただ登るだけ。


22km滝越付近。

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まだまだ暗闇は続く。







スタートして5時間。

次第に明るくなり、夜明けを迎える。

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雨は時折、小降りになるも、コース上は川の如し。

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谷の川は増水し、轟々と音を立てている。

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それも美しいおんたけの姿。



また雨が激しく降ってきた。

みんな、我慢しながら淡々と進んでいる。






午後になり、陽が刺してきた。

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もう、あと僅か。

走れ!

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走れ!

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走れ!

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そして、午後2時...。

帰ってきた。

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帰ってきた。





辛く苦しい旅だったハズだけど、

また走ってみたいと思っている。


足は、まだパンパンに腫れているのに。

まだ走れやしないのに。

また、おんたけを走ってみたいと思っている。



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おんたけウルトラ完走記。


75.3km地点にある第三関門、白川。

去年は、ここで選手の通過チェックスタッフしていた。

今年は、選手として通過チェックを受けた。

ありがとう。


ここのエイドは地元、王滝村のおっさん連が、茹でた素麺をふるまってくれる。

出汁が濃くてうまいんだ!


残りは、25km弱。

今日、初めて時計を見る。

11時23分。


まだ、お昼前なのか...。

暑いな。


14時間切りができるか?

あと、2時間半ある。


いや、無理だ。

山がまだふたつ残っている。


14時間切りは、100マイル(160km)レースへの参加資格。

できるのか?


いや、やるんだ!

やるしかない!






王滝中学校の体育館。

14日(土)23時40分。

外は大粒の雨が降っている。

狭い体育館の中は、スタートを待つランナーで混み合っていた。


みんな、しぶしぶとレインウエアを羽織っては、グラウンドへ出ていく。

これから、100kmの旅が始まる。

スタート時の雨はみんな、ユーツなようだ(笑)



スタート直前、

小降りになった、空を見上げて、思った。

止むな...。

レインウエアをザックに押し込み、24時ユルユルとスタートした。



序盤は...、速い(汗)

おぃおぃ、陣馬のレースじゃないんだよ。

これから、100kmもあるんだよ(汗)



先日の大雨で、コース上に土砂崩れや倒木が発生し、コースの一部が変更になり、序盤のロードが延長されたようだ。

それを意識してか、みんな速い。

ついつい、波に飲まれる。



暫く走って、林道に入る。

林道の登り。

みんな走る。

ついつい走る(笑)



今回のおんたけは、正直に言うと、それほどモチベーションが上がっていなかった(笑)

再来週(7/27)に迫った、富士登山競走へダメージを引きずることを心配していたのだ。

それは、3週間前のサロマでのダメージが、未だに引かない事への焦りでもあった(汗)



リタイアしてもいいや。

そんな想いが少なからずあった。

富士山は、去年唯一完走できなかったレース。

今年は何としても完走したい!



なのに、おんたけは、つい勢いでポチってしまったレース...。

おんたけをメインに考えている方々には、誠に申し訳ない。m(_ _)m



やっぱり、蒸し暑い。

ノースリーブにして正解だった。


時折、雨も落ちてくるけど、カラダが熱を出しているうちは、このままでいいや。


なんて思っていても、ついに本降り...。

ガスも出てきた。


みんなも、レインウエアを着だしたので、僕も着ることに。

全く主体性なし...(笑)




おんたけウルトラのコースは、国有林内にある林道が主なコース。

普段は閉鎖されていて、クルマが入ってくることはない。

思いっきりガレガレの林道。


山側の斜面は至る所に崩落の後があり、

谷川の斜面は思いっきり削られている...。

川は水量が増して、轟々と流れている。

もちろん、コース上も川の如く、水が流れている。

水たまりはコース幅いっぱいにまで広がっていて、

シューズを水没なせないと、通れない(汗)


はっきり言って、最低なコース(笑)



雨は降るし、シューズはビショビショ。

気温も低くなるし、テンションだだ下がり(爆)



30km地点の第一関門。

止めてもいいよね?


そう思いながらも、仕方なく出発。



第一関門の後は、ほぼ下り。

ずーっと下り。

ガレて足場が悪いので、走れない。

ってか、足が痛い。

特に爪先...(汗)



やだなー、と思いながら下る。

走れないから、心肺も上がらない。

とーぜん、身体が冷える。

相変わらず、大粒の雨。

ガスっている。


なんか、お腹が痛い。

う○こしたい...(汗)



オナラだよね、

オナラだけだよね?

言い聞かせるように、ブス...。

よかった、オナラだった。



まだ、お腹痛い。

ヤバい、エイドまだ?



どっかに茂みないかなー。

雨はザンザン降ってるしなー。

マナー違反起こすのと、

お漏らししちゃうのとでは、

どっちがダメなのかなー?


もう、どうでもいいような事を考えながら、気を散らす(笑)



ヤター!

エイドだー!

でも、仮設トイレがひとつしかないー!

しかも、並んでいるー(大汗)




ふー...。

関を切った、土石流のようでした(笑)



お腹、冷やしたらアカンねー。

もう、止めちゃおうかな?

お腹、まだ痛いし...。

小エイド、44km地点。


でも、ここから帰る手だてもないので、仕方なく出発。



次の第二関門(60km地点)まで、登ったり、下ったり。

もちろんガレガレの林道。


でも、傾斜は穏やか。

走ろうと思えば、登りだって走れる。



でも、走れない。

寒いし、テンションだだ下がり。

下りも爪先が痛くて、ひょこひょこ。


もう、登りでも下りでも、だだ抜かれ...。

完全にダメダメモードです。



第二関門で止めよう...。

寒くて、お腹が痛い。



第二関門、

リタイア者用の採暖小屋。

満員で入れない...(爆)



止まっていると、寒くて死にそうなので、仕方なく出発。




このあたりは、標高1,500m。

降りしきる雨。

濃い霧。

そりゃあ、寒いよね。



死なないように、ガシガシ登る。

心肺あげなきゃ、ホントに死んじゃう(汗)


この先も、100m上がっては、100m下る繰り返し...。



下りはホントに爪先が痛い。

恐らく、両足の全部の爪が死んでる。



5月のSTYでも爪先を痛めて、下りが走れなくなった...。

何か原因があるのかな?

走り方?

シューズ?



でも、とにかく、残り40kmだ。

5kmごとにある看板を拾っていこう。


68km過ぎからは、延々に続く下り。

一気に400m落ちる。


爪先も痛いし、膝も痛くなってきた。

いつの間にか、歯を食いしばって下りていた。



ここを下りきると、

第三関門、75km地点。



止めよう、リタイアしようと思いながら、ここまできた。

残すは25km。

もちろん、時計なんて、気にしていない。

完走できれば、それだけで十分。

それだけで十分だった。



でも、今は違う。

目標ができた。

14時間切り。



おんたけウルトラ100kmの14時間切りは、100マイルの部への参加条件。

おんたけの100マイルの制限時間は、24時間。

UTMFの制限時間48時間の半分の時間しか与えられていない!

160kmにチャレンジするには、100kmのウルトラトレイルを14時間以内で走れる者にしか与えられないのだ。

ある意味、UTMFよりも条件は厳しい。



残り25kmに対し、

残された時間は、2時間半。

ここからが、僕の本当のおんたけ。

1,400m級の山をふたつ越えて、

ゴールまで一気に下る!

もう、走るしかない!



雨はいつしか上がり、

雲の隙間から時折刺す陽射しは、暑い。

汗が噴き出る。



登りでは、一気に心肺が上がる。

下りでは、爪先はもとより膝が軋む。

富士登山競走へのダメージは必至。



だけど、今はおんたけにいる。

走りに来た以上、走らないで帰る訳にいかない。

全力を出さずに終わらせる訳にはいかない。

タイムや順位は、正直どうでもいい。


タイムは結果であり、

順位は他人との比較でしかない。

僕の場合。



タイムや順位でなく、何を求めて走っているのか?

それは、やりきった達成感。

全力を出さなきゃ、達成感なんて得られる訳がない。



だいぶ出遅れてしまったけれど、

ここからでもいい。

全力で出し切る。




山を降りて、ロードに出た。

95kmの看板。

時計は、13:33。

いけるぞ!

走れ!




消防団のお兄さんが応援してくれている。

道脇で、おばあさんが、応援してくれている。

帰ってきた。

目から汗が噴き出る。



会場への橋を渡り、ラストの坂!

膝が上がらない!

ふんばれーー!





14時間01分43秒。

14時間は切れなかった。

それはそれで残念だけど、

最後まで諦めずに走れた。

最後まで諦めずに頑張れた。

今日、おんたけを走れて良かった。



やっぱりウルトラは面白い。

弱い自分に出会えて、本当に面白い。

次もやっつけてやるからなーー!!

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