そんな自分がたまらなく不甲斐ない。~信越五岳~


第3関門(8A戸隠)92.3km地点

ここのエイドには蕎麦がある。

8Aの蕎麦を楽しみに走ってきた(笑)


3Aでは冷やしトマト

4Aでは笹寿司

5Aではスープパスタ(私設)

信越五岳はエイドも楽しみのひとつだった。



ただ、今回の8Aは違っていた。

石川弘樹氏が出迎えてくれた。

「すみません。今日はここで打ち切りです。

21時15分をもって、8Aで終了です。

ここがゴールです。」と。


時計は21時30分。

15分足らなかった。

当初の関門24時に対し、2時間45分の関門繰り上げ。

信越五岳も、あとひと山を残してゴールゲートをくぐれないのか?




UTMBを完走できていたら、信越五岳は見送っていたかも知れない。

しかし、UTMBのリタイアを吹っ切るには、次のレースで結果を残すしかないと思った。

信越五岳で結果を出すことが、UTMBを吹っ切るイチバンの近道だと思っていた。



UTMBからの2週間、全く走っていない。

それでも信越に対し不安はなかった。

身体を休めること。

疲労を抜くこと。

それが一番有効だと思っていた。



今年で3回目の信越五岳110km。

リラックスして入ることができた。

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台風の接近でスタートも危ぶまれたが、絶好のコンディションでスタートの朝を迎えることができた。

小雨まじりの曇り空。

風もまだ強くない。

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ほぼ最後尾よりユルユルとスタート。

沢山の友人も応援に来てくれている。

エイドで、コース上で、応援してくれている。

有り難い。




斑尾山の山頂でパチリ。 奥は野尻湖。

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2A手前のゲレンデでもパチリ(笑)

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リラックスできている。

去年は熱中症でぶっ倒れた3A(妙高兼俣38.5km地点)。

今年は美味しくトマトを食べることができた。

関川では陽も刺すようになり暑くなったけど、ユルユルと走れた。

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4A(黒姫51.5km地点)の笹寿司も美味しく食べられた。

去年は熱中症で、1時間ほど横になっていた(汗)



黒姫の林道は相変わらず歩いたけれど、

5A(乙見湖66.6km地点)には16時半には着けた。

いいペースだ。



5Aでは応援に来てくれていたサトケンさんにお世話になった。

補給や着替えを手伝ってもらった。

ありがとうございます。助かりました。

コンディションにも助けられ、ムリせずにいいペースでここまで来れた。




6A(大橋81.0km地点)まではトレイルがぬかるんでいたので、慎重に進んだ。

怪我だけはしたくない。


心配された台風もまだ来ない。

雨は小雨のままだ。

特に信越のコースは山も高くなく、

木々に囲まれたコースなので、雨や風の影響を殆ど受けない。

トレイルもフカフカ。

とてもいいコースだ。

それだけに人気も高い。

エントリー合戦は熾烈を極める(笑)




7A(鏡池87.0km地点)、

8A(戸隠92.3km地点)までは近い。

8Aを過ぎればラスボス瑪瑙山(1,748m)を超えるだけ。

時間はある。

完走を確信した。





けれど、ゴールゲートをくぐることはできなかった。

8A(92.3km地点)で打ち切り?

特別完走??

UTMBポイントも付加???





もちろん、台風の接近による苦渋の決断。

選手の安全を考えれば、間違いなく正しい判断だ。

21時15分の打ち切りも直前に決められ、知る人も少なかった。


ただ、釈然としない。




それは自分に対して。

もっと頑張れなかったのか?

21時15分より前に8Aを通過することは出来なかったのか?



思わず出た言葉。

「知っていればもっと走ったよ。」




それがたまらなく不甲斐ない。



UTMBも一緒だ。

自分が弱いだけだった。

そんな自分がたまらなく不甲斐ない。


もっと強くなる!

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信越五岳の反省。


次回の大会に繋げる為に、

今回の信越五岳トレイルレースの反省点を整理しておきます。

最近、物忘れがヒドイからね、

ちゃんと残しておかないと、同じ失敗を繰り返しますから(笑)



先ず、イチバンの失敗は、ウエストポーチだけで行っちゃったこと。

ハイドロを持って行かなかった(汗)


その為、2A以降で水がなくなり、脱水症状を起こしてしまった。

加えて、高温、炎天下。

一歩間違えれば、救急車騒ぎでした(汗)





そんな、今回の信越五岳も友人たちとクルマで行きました。

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トレイル仲間の最大イベントのひとつ

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初日にお世話になった、ペンション エルム

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残念ながら、室内ではSoftbankは繋がらない(汗)




夕方はウェルカムパーティ

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みなさん、食欲旺盛です(笑)



ディフェンディングチャンピオンの相馬選手もゴキゲン(笑)

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みんなもゴキゲン(笑)

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ビール、飲んじゃいました(笑)




起きたのは、翌日午前2時。

ワクワクして、ほとんど寝られなかった(笑)

朝食は、夕べと同じ会場で、バイキング形式。

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サンドイッチやおにぎりやら。

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スタートまで、あと30分。

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明るくなってきました。

さぁ、頑張っていきましょー!

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ウエストポーチだけ...(汗)



ほぼ最後尾からユルユルとスタート

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日が明けてきました

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1A手前の林道脇から野尻湖をパチリ。

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奥に見えるのは、黒姫山。

ぐるーっと、まわって、あの山の裏に行きます(笑)




1A 菅川(18.5km地点)まで、水はほとんど飲まなかった。

この時点では、給水に失敗するなんて、思ってもみなかった(汗)

1Aから、斑尾山(1,382m)を登って、呑気にパチリ。

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まだ気温も上がっていないので、気持ちいい!

でも、影は既に濃い...(汗)





その先、斑尾高原のゲレンデを気持ちよく下る。

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Tamaiさんも一緒(笑)




2A 高原レストランバンフ(23.9km地点)

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ぶどうとポテトが美味しかった~!



と、

楽しそうな写真を撮れたのも、ここまで。


朝の涼しいうちだけのこと。

ここから先は、水がなくなり、

炎天下での脱水症状...。

地獄のはじまり、はじまり~(汗)



そんな間違った判断の元となったのが、去年のイメージ。

前半は、ほとんど、給水していなかったこと。

後半は、寒さで凍えながら走ったこと。



だから、

前半は、身軽に走れるように、

後半は、防寒対策に、重点を置いてしまったのです。



最初から、ザックとハイドレを背負っていれば...、

というのは、後の祭り...。



エネルギーは、ウエスト周りにたっぷり脂肪が付いているので、

そんなに心配はしていませんでしたが、(笑)

水がないと、ホントに動けなくなりますね。

やっぱり、ヒトには水が必要です。




で、

これは、4Aでボランティアスタッフをしてくれていた、友人が撮ってくれた写真。

ヘロヘロで4Aを出ていくところの作り笑顔と、

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ゴール後のホントの笑顔。

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ありがとうございましたm(_ _)m


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信越五岳の結果。


一度は諦めたレース。

いや、何度も諦めたレース。



でも、今も走っている。

ゴールに向けて走っている。



関門ギリギリの18:08に、5Aを出発できた。

ドロップバックの返却やゴミの片付けを、全てうっきーさんにお願いして。



目指すは、完走。

18時を過ぎて、乙見湖周辺は既に暗い。

ヘッドライトを灯けてスタートした。


次のエイド(6A)大橋は、81km地点。

黒姫山を越える、14.4km先。



いや、

もう、エイドの心配をする必要はない。

5Aに預けたザックを、今は背負っている。

水もある。



あの暑かった陽射しは、もうない。

ただ、走るだけだ。

ゴールに向かって走るだけ。

大好きなナイトトレイルを楽しんで走るだけだ!




もちろん、昼間の脱水症状の影響は大きい。

脚も重く、疲労感もたっぷりある。



だけど、歩く訳にはいかない。

走る。




もはやPBの更新なんてあり得ない。

でも、リタイアも当然ない。


残されたナイトトレイルを、

楽しく、

そして、

気持ちよく走ることが、

今回の信越五岳の目標になっていた。


だから、走る。




今日の信越はホントに暖かい。

夜でもTシャツ1枚で十分。

涼しくて、快適。




6A 大橋(81.0km地点)を過ぎ、

7A 鏡池(87.0km地点)を過ぎる。

第三関門の

8A 戸隠(92.3km地点)に着いた。




後は、ラスボス瑪瑙山を越えるだけ。

ゴールまで、18km。



楽しい。

ホントに楽しい。

色々な人のチカラが、僕を押してくれている感じ。

応援してくれている人、みんなのチカラを感じる。

マジで。




昼間、何度もリタイアしかけて、

それでも、レースを続けてきた。




続けてこれたのは、


「必ず復活する」

そう信じてこれたから。




レースを諦めなかったから。

信じることができたから。

楽しむことができたから。


ゴールを目指して、走っている。

今、走れている。


これ以上の喜びはない。




信越五岳トレイルランニングレース2012

記録:21時間19分58秒

出走:634名

総合:337位



思いっきり楽しんだ。

目標:達成

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みなさんに感謝!



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信越五岳が終わって。


第4エイド(4A):黒姫(51.5km地点)

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ここで、既に30分ほど横になっている。


ここで補給したものは、全て戻してしまった。

今日の高い気温と陽射し。

そして水分補給の失敗。

ウエストポーチに、500mlのボトル1本で走り出してしまった今回の信越五岳。

脱水症状に陥ってしまった。




ひとつ前の第3エイド(3A)に着いた時点で、既にフラフラ。

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水のない状態で、袴岳を越えてきた。

ここで、熱中症の症状が出ていた。



去年の寒かったイメージが強すぎて、給水を甘く見ていた。

かぶり水を頭からかぶっても、身体は熱を持ったまま。

3Aでも、20分程、横になって休んでいたけれど、

冷やしトマトひとつしか、カラダは受付けなかった。




3Aから、次の4Aまでは、13km。

関川の河川敷を上流へと上がる。

ジリジリと照りつける河川敷が延々と続く。


もちろん、走れる状態じゃない。

フラフラと歩くだけ。



7km先の公園に私設エイドがある。

ただ、そこまでも、ボトルの水だけでは持たない。

水を飲めば、汗が出るけど、たちまちに乾く。

明らかにカラダの水分が足りていない。

カラダを冷やすことができない。



私設エイドのある公園で、日蔭を見つけて横になる。

シューズを脱いで、横になる。


今日は、もうムリだ。

残念だけど、仕方がない。

3Aに引き返すか?




目をつむって、どれぐらい時間がたったのだろう?

起き上がると、まわりに何人もの選手が横になっている。

みんな、同様に暑さにやられている。



3Aに引き返すか?

いや、4Aまで行こう。

4Aでリタイアしよう。



また河川敷をトボトボと歩き始めた。

歩いている選手にさえも抜かされる。

リタイアの理由を色々と考えている自分がいる。




4Aに到着。

かなり脱水している。

水と塩分。

そして、笹寿司を詰め込む。

ムリをしてでも食べないとヤバイと思った。




でも、全て戻してしまった。

やっぱりダメだ。

少し横になって、落ち着いたらリタイア申告をしよう。

シューズを脱いだ。




4Aはアシスタントポイントにもなっているので、選手への応援が賑やかだ。

こんなコンディションのせいか、救護テントで横になっている選手も多い。


4Aは第一関門でもある。

時計を見ると、関門閉鎖の15:30まで、あと1時間半。

スタートから既に8時間以上が経っている。

ここまで、51.5km。


駐車場には、リタイアバスが待機している。

あれに乗って帰ろう。

もう一度、目を閉じる。




気が付いたら、14時半を過ぎていた。

日差しはまだ強い。

身支度をして、係員を目で探した。

そのとき、知人が4Aを出発するのが、目に入った。


ああ、ヤツも苦労しているな。

こんな時間に4Aにいるなんて。



みんなこの暑さに苦しんでいるんだな。

天候はイコールコンディション。

みんな同じ。


だけど、水がないのは、自分のせい。

明らかな失敗。



でも、まだ誰からも、レースを止めろとは言われていない。

自分から止めたくない...。



4Aを出て、関門を通過した。

5Aまで行こう。

第二関門の5Aで、タイムアウトになる。

タイムアウトになれば、止められる。

5Aの関門閉鎖は、18時。

あと3時間半歩こう。



4Aを出ると、黒姫山の中腹まで登る。

早くも乾きが襲ってきた。

カラダの水分は、汗となって出て行ってしまう。



暑さと、喉の渇きに苦しめられながら、

スタートから10時間が経った。

緩やかな下り坂も走れないほどに疲労している。

水は全くない。




5Aは、乙見湖の駐車場(66.6km地点)。

そこに行くには、一度、川まで下りてから、吊り橋を渡り、

水力配電所のパイプライン脇を登っていく。



川の手前で、水の音がする。

湿原の小川だ。

躊躇なく、小川の水を飲んだ。

ホントにヤバかった。



発電所を登れば、5Aまでは5km。

笹ヶ峰高原の牧場脇を通り、キャンプ場を抜ければ、5Aだ。

ようやく止められる。

今のペースで行けば、ちょうど関門タイムアウトだ。




おや?

5A手前、2kmぐらいのところで、選手が逆走してくる。


違う...。

ゼッケンを付けているけれど、選手じゃない。

ペーサーの人だ!



5Aは、第二関門であり、後半に向けて、ペーサーと合流するポイント。

まだ来ない選手を迎えに、ここまで走ってきたのだ。


関門閉鎖まで、あと20分。

「間に合うよ!がんばって!」

彼は、僕にそう言って、来るかわからない選手を迎えに走っていった。

僕は、愛想笑いしかできなかった。




キャンプ場には、色とりどりのテントが張ってある。

この連休をファミリーで過ごしている人たちだ。

ここを抜ければ、5Aまで1キロちょっと。




「ガンバー!」

手を振って走ってくる人がいる。

うっきーさんだ。


去年のアドベンチャーレースでのチームメイト。

偶然を装い、ファミリーでこのキャンプ場に来ていた。




「まだ間に合うよ!」

「走ろうよ!」


歩いていた僕は、促されるように走りだした。

関門閉鎖まで、あと10分。



今日、水も持たずに走ったこと。

脱水症状で、寝ていたこと。

この5Aでリタイアすることを話しながら、走った。



関門閉鎖の3分前に5Aに入った。

ドロップバックを受け取り、シャツを着替えた。

ここで、終わろう。




関門間際の5Aは騒がしい。

まだ来ない選手を待ちわびるペーサーや応援の人たち。

慌ただしく出発する選手たち。

そして、

ここでリタイアする選手たちがいる。




関門時間のカウントダウンが始まった。

ギリギリで駆け込む選手。

仲間と抱き合って喜んでいる。



そんななか、

リタイアバスの出発時刻のアナウンスが流れる。




「何か手伝うことある?」

「欲しいものは?」

「ゴミとかある?」


うっきーさんが、色々と気を使ってくれる。

いつ来るかわからない僕を待っていてくれた。

素直にうれしかった。



「うっきーさん、オレ、行くよ」




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信越五岳完走記(6)


8Aを出れば、すぐに山のなか。

瑪瑙山の登山道を進みます。

足下を照らしながら、一歩づつ登ってゆきます。

ハンドライトに使っているジェントスの閃は、いつものナイトランで使っているもの。

一番コンパクトなタイプです。

こんな時には、ホントに1gでも軽いヤツが助かります。

手に持つには、軽くて小さいのがイチバン。

そして200ルーメンという明るさ。

この明るさがあるから、進むべき方向や、置くべき足の位置を決められる。

今回のナイトトレイルでは、こいつにホントに助けられました。

ヘッドライトはむしろ補助的な役割でしかなかったですね。



8Aで僅かでもお腹に入れられたこと、最終エイドを、最終関門を通過したということで、意識がだいぶ戻ってきました。

さっきまでは、本当に意識朦朧って感じでしたら(笑)

よかった。よかった。


ただ、実際に夜の信越は凄く寒い。

動いていないと、凄く寒いです。

もし、動けなくなって、何時間も立ち止まっていたら、ホントにヤバイと思います。

体温が奪われていったら、最悪の事態にもなりかねない...。

マジメにそう思います。

やっぱり過酷なレースです。



真っ暗な登山道を淡々に登ってゆくと、案外早く最初のピーク。

ここをしばらく下ってゆくと、ゲレンデです。

ここからが、瑪瑙山の本領発揮!

登ってゆきます!

見上げても、真っ暗で何も見えません。

小さく光る指示板を過ぎたら、闇の中を淡々と登ってゆくだけ...。

前にも後ろにも人の気配はありません。

この山にたった一人だけ。

そんな感じ(汗)



どのくらい登ったのだろう。

どのくらい時間が経ったのだろう。

真っ暗な広いゲレンデを、たった一人で登り続けている。

腕のガーミンは既にバッテリーが切れて真っ白。

恐らく18時間を過ぎたあたりで消失している。


霧が出てきた。

まさしくホワイトアウト!

1メートル先も見えない。

足下の僅かな獣道のような、道の痕を頼りゲレンデを登ってゆくしかない。

ちょっと恐怖。

マジメに遭難の恐怖を感じました。

今になって思えば、遭難なんてするハズがないのに(笑)



足取りは決して重くはなかった。

それでも、先も見えない、何も見えない中を登ってゆくのはホントに怖かった。

長い長い時間をかけて、ようやく着いた瑪瑙山山頂。

右手の遠くの方に、微かに光る指示板。

ああ、あそこに向かうのか。

霧はまだ晴れない。

真っ暗で真っ白な森のなかに入ってゆく。



ここからは下り。

少しづつペースを上げてゆく。

先行者の熊鈴の音が聞こえる。

ライトが見えた。

よし!

追いつこう!

おぉ、いるいる(笑)

1人、2人...、4人。

いい感じで追いつく。

疲労感はかなりあるけど、下りはテンションがあがる(笑)

登山道を抜けた。

最後の給水所、102.4km地点の飯縄山西登山口だ!



「お疲れさまー!」

スタッフさんが迎えてくれた。

よーし!あと8km弱だ!


「お疲れさまねー!」

「ここまでくれば、残り全部歩いても大丈夫だよ!」


ええっ?

ここにきて、そんなこと言わないでよー!

ここまで頑張ってきたんだからー!

もう歩いても大丈夫なんて!!



スタッフさんに悪気はなかったのでしょうけれど、

張りつめてきた糸がプッツリと切れてしまった...。

全身の疲れが一気に出てきた感じ(笑)

ここからゴールまでは、林道のダラダラした登り。

もちろん、走れる登り。

頑張れば走れる登りです。



くっそー!

行くしかない!

走るゾ!

腕を振れ!

顔を上げろ!

脚は既に疲労困憊。

いや、脚だけじゃない、全身疲労困憊です。



もう気力だけ!

それでもペースは早歩きと変わらない。

いや、もっと遅いかも(笑)

ただ、遅くても歩かない。

意識だけでも走る!

それが、今回の僕のミッション!



この林道でだいぶ抜かされた。

でも、順位は関係ない!

この信越五岳は、自分へのチャレンジ。

目一杯に楽しむこと。

自分に妥協しないこと。

走ること。

完走すること。

それが今回のミッション!



林道を右に外れると、ゴールに向かうゲレンデ。

誘導灯にそってゲレンデを駆け下りる。

ゴールゲートだ!

やった完走したぞ!

信越五岳トレイルレースを完走しましたー!

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本当に素晴らしい大会でした。

信越の素晴らしいロケーションを110kmもの距離を走る。

地元の皆さんの温かい声援ともてなし。

十分過ぎるほどの、至れり尽くせりの大会運営。

本当に楽しみ尽くした3日間でした。



これまで、ウルトラは何度か完走して、

頑張れた自分に感動して、ゴール時に涙したことはありました。

しかし、今回は本当に楽しくて、笑顔でのゴール!

楽しくて楽しくて...。

信越の大自然のなかを旅したイメージ。

もちろんレースなので、所要時間という尺度での競技であり、順位もあります。

関門もあるし、制限時間もある。

そういった制限のなかで、本当に楽しめました。



今回の信越五岳。

所用時間としては、264位でしたが、

楽しんだ順位としては、自称イチバンです(笑)

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